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アマースト町議会議員選挙 第5選挙区候補者へ密着取材

4名が総選挙で2席を争う
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(Judith Gibson-Okunieff/Daily Collegian)

アマーストで9月に行われた予選選挙を通過した立候補者4名が、第3選挙区の2議席を取り合っている。以下は、立候補者(予選通過順)への取材内容。出版にあたり回答の一部は省略した。

シャヒニ・バールミルン 博士号所有者。地域の事業主。プライスウォーターハウスクーパースの元公認会計士。

志望動機:「17年前、インドからここへ移った時、初めて故郷といえる場所がアマーストだった。新しい町議会は今後全住民に影響を与える重要な決定を多く下すだろう。アマーストを、弱い立場にいる人にも気を配り、人々や組織が力を最大限発揮できるような活気ある町にしたい。私は幅広い意見に耳を傾け協力し合うことができる資格、能力、経験、活力を備えており、目標を達成できると考える」

3つの優先課題:

● 「健全な学校や社宅を望む弱い立場の人々への配慮。政府の迅速な対応や安全で健康な地域を保障するための政策や戦略の作成」
● 「多様な税基盤による持続可能な経済の形成とアマーストの特色の維持」
● 「アマーストをカーボンニュートラルなコミュニティーにするための包括的な計画と環境管理」

14年間アマーストに住んでいるバールミルンさんは、予選選挙で773票を獲得した。

―今回が、歴代初のアマーストの町議会の設立です。どのような町議会を心に描いていますか、またそれを実現するために何をしますか。

「町議会は立法上の役割を担う他、住民、地域事業、非営利団体、大学、町の委員会の橋渡し役。これらに関わる全ての人の意見を聞いて、懸念に配慮した上で町の意志決定するのは議員の責任だ。その決断を改めて町の構成員に共有することも重要である。我々は総括的な政府と活気溢れるアマーストを目指し、心を尽くして政策を作りたい。第5選挙区の住民と定期的に、腹を割って意見を交換し情報を共有するための情報経路を作る」

―アマーストが現在直面している課題は何だと考えますか。

「資産所有者に負担をかけずに、学校、公共事業、サウスアマーストの消防署、図書館などの資本計画と、先延ばしになっている道路や歩道の整備などのインフラ設備を行うこと。中でも学校が優先課題」

―町の意志決定をする上での地域の大学の役割は何だと考えますか。

「アマースト・カレッジ、マサチューセッツ大学、ハンプシャー・カレッジは、この町における主な出資者でありパートナーでもある。これら3校と町は互いに無くてはならない存在。大学側は活気溢れるこの町の学生、住民、建物に影響を与えるような決定に関わるべきだ。町の政府機関や地域の事業によるインターンシップを増やし、社会革新を導く研究に力を入れ、資本投資、インフラ設備の面での協力にも期待する」

―町議会の議員として、学生と町の永住者の関心事への対応についてはどのようにバランスをとりますか。

「彼らが感じる懸念を理解するために、学生や住民になんとかして関わりたい。学生による住居の購入困難はその懸念の一つ。大学キャンパスにおける公用と私営の住居の設立を促進するつもりだ。賃貸住宅での騒音問題など、条例違反を記録する制度や、より効果的に説明責任を果たすための、アパートの家主が学生を評価するアプリの使用など、他の町で用いられている効果的な家主の条例を調査することも可能だ」

ダーシー・ダモント 『クライメート・アクション・ナウ(西マサチューセッツ州)』の運営委員。ホールヨーク公立学校の教師。元弁護士

志望動機:「持続可能性(マ大に対抗)、包括性、民主的な社会のモデルとしてのアマーストを作るため」

3つの優先課題:

● 「気候回復力。太陽光発電を導入し戦略的なエネルギー効率を目指すため『コミュニティー・チョイス・エネルギー』の公認。公共交通機関の向上。町の持続可能目標達成のため、学生や部門を巻き込む」
● 「町議会が目的別地域区分を法律で認めるよう改正するまで、中心街への新しい私営の建物の許可を一時停止。中心街の特色の保護」
● 「フォートリバー校、ワイルドウッド校、消防署の投資計画」

23年間この地区に住んでいるダモントさんは、予選選挙で751票を獲得した。

―今回が、歴代初のアマーストの町議会の設立です。どのような町議会を心に描いていますか、またそれを実現するために何をしますか。

「町議会が透明性のある、素早く実行に移し、多様な意志決定者を包括的に含むことを心に描いている。全住民の多様な背景や立場を町の委員会によって反映されるような政策を導入する」

―アマーストが現在直面している課題は何だと考えますか。

「過酷な選挙運動による分裂を落ち着かせること」

―町の意志決定をする上での地域の大学の役割は何だと考えますか。

「アマーストは、社会全体の経済開発、環境開発、生活水準向上とその他新しい計画の支援において、マ大、アマースト・カレッジ、ハンプシャー・カレッジの3校ともっと協力できる。定期的に、豊かな大学施設がどれだけ町と地域の経済への貢献と投資をしたか、共に見直したい」

―町議会の議員として、学生と町の永住者の関心事への対応についてはどのようにバランスをとりますか。

「学生は町の貴重な有権者。学生にとって関心のある、環境問題および社会正義問題を私は代弁するつもりだ。より多くの学生寮や、アマーストに住むことを望むマ大の職員や学生用の安価な住居地のための解決策を生み出すと同時に、中心街の特色を守りたいという住民の望みも支援する」

ポール・ボブロウスキー 町会議、財政委員会およびハンプシャー群協議会(COG)の一員

志望動機:「私自身と私の家族に多くを与えてくれた地域に貢献したい。町の税基準が高いために、若い家族が移住を諦めてしまい、我々が経験したこの町の様々な機会を逃してしまうことを心配している。年配の住民が(金銭的に)これ以上ここに住めなくなることも心配だ。他にもこの町には重要で複雑な課題があり、それらの解決に向けて大きく貢献することができると思う」

3つの優先課題:

● 「教育の質のだけではなく、健康と安全の向上に関する重要な課題として、二つの小学校(フォードリバー校とワイルドウッド校)の再建設」
● 「サウスアマーストにおける消防と救急救命治療のサービス。同じく健康と安全に関する課題」
● 「新たな建設、駐車スペース、セットバック、新しい建物の見た目に対する不安を軽減するため、中心街の目的別地域区分規制に対する可能な修正と見直し」

20年間この地区に住んでいるボブロウスキーさんは、予選選挙で465票を獲得した。

―今回が、歴代初のアマーストの町議会の設立です。どのような町議会を心に描いていますか、またそれを実現するために何をしますか。

「実質的な問題に取り組む前に、町議会は多くの委員会を再構成する必要がある。さらに町議会は独自の規則と慣習を確立しなければならない。議会については町規模で詳しく調査される予定。透明性は最も重要である。次に、都市計画の可能な修正と見直しと最終的な基本計画の承認を促進。これは、中心街開発に対する住民の不安を和らげる中心街の目的別地域区分の修正や、土地利用、税金などに関するその他の計画の出発点になるはずだ。小学校の状況が明確になり次第、4つの資本プロジェクトも確実に進める必要がある。これらは全て公開討論と町民の参加があってこそ可能である。私は、意見の一致と透明性を作り上げる。

私は学校や政治形態による町内の分裂を落ち着かせなければと強く感じる。協力的で寛容であれば、新しい政治形態によって大きな力を発揮できると信じている。絶対主義を避けて、妥協の正当性を取り入れなければならない」

―アマーストが現在直面している課題は何だと考えますか。

「2つの小学校の再建設。フォートリバー校は廃校間際で、ワイルドウッドも劣らない。子どもたちと教師の安全と健康が脅かされている」

―町の意志決定をする上での地域の大学の役割は何だと考えますか。

「これらの大学は貴重なパートナーである。加えて学生や教員は他の皆と同じ住民であり、地域の政治への参加を歓迎する」

―町議会の議員として、学生と町の永住者の関心事への対応についてはどのようにバランスをとりますか。

「住民の皆に懸念があるはずだ。議員として私はどんな政策でもメリットとデメリットのバランスに配慮し、決断する前に全ての側面からの意見を聞く。他の住民と同様に学生の意見は反映される権利がある。私自身,昔ここの学生だった為(シューツバリー・ヒル パフトン・ビレッジ イーストプレザントストリートのメインストリート上のCVSの後ろのクレストビューアパートに住んでいた)彼らの立場がわかる。学生も平等に代表したい」

サミュエル(サム)・マクロード アマースト青少年サッカー協会の副会長。マサチューセッツ大学卒

志望動機:「私はアマーストのことを深く考えている。アマーストが包括的で持続可能かつビジネスに寛容な地域にする上で、住民の要望に効果的に応えたい。私自身の背景と経験から、今のアマーストを引っ張っていく資格がある。皆が望む進歩的で迅速な対応の出来る政府へと導くとともに、町議会に長期的な視野と独立的で実質的な意見をもたらす」

3つの優先課題:

● 「第5選挙区の住民の不安や望みに耳を傾ける」
● 「アマーストを包括的で持続可能かつビジネスに寛容なコミュニティーへと導く」
● 「小学校、サウスアマースト消防署、高齢者のための間隔保持、公共事業部門、安全な道路などのインフラの整備は、公共交通機関を支援すると同時に歩行者や自転車でのアクセスを大幅に可能にする」

55年間アマーストに住んでいるマクロードさんは、予選選挙で460票を獲得した。

―今回が、歴代初のアマーストの町議会の設立です。どのような町議会を心に描いていますか、またそれを実現するために何をしますか。

「町議会はアマーストにリーダーシップと立法上の決断権を与える。議員は住民の不安や優先課題に対処しなければならない。町議会の責任は綱領に定義されている。多くの責務の中でも、町長、委員会の委員の承認、予算の承認、目的別地域区分や条例の変化の決定を優先的に行う」

―アマーストが現在直面している課題は何だと考えますか。

「アマーストに住む上での金銭的な問題。また、財政的制約がサービスやインフラの改善の需要への対応を妨げていること」

―町の意志決定をする上での地域の大学の役割は何だと考えますか。

「教育はアマーストの第一次産業であり、町を動かす原動力。町と大学は、長期的な福利とより大きなコミュニティーの繁栄に向けた互いに利害関係がある。私たちはあらゆる可能な側面で協力する必要がある。町議会は、住民の不安に対処するため、町議会の下した意志決定の結果とともに全ての住民と出資者の意見を聞かなければならない」

―町議会の議員として、学生と町の永住者の関心事への対応についてはどのようにバランスをとりますか。

「彼らの関心はあらゆる面で重なり合う。私は地域の重要な一員である学生を含め、住民全員を代表するつもりだ。私は以前マ大に通っており、生じる課題を理解できる」

記事の作成者のキャサリン・エステンの連絡先は [email protected]、 Twitterは @KathrineEsten まで。

翻訳者の岡本明香音の連絡先は、[email protected] まで。

編集者の山崎友梨香の連絡先は、[email protected] まで。

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