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アマースト初の町議会議員就任式

新たな立法の始まりに向けて
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日曜午後、アマースト=ペラム・リージョナル・ハイスクールでジェームズ・コリンズ判事による就任の宣誓が行われた。式には200名以上の地域の住民が参加した。

1時間にわたるセレモニーの目玉は、合計13名(町の5つの地区からそれぞれ2、3名)の町議会議員による宣誓。13名の町議会議員は、マンディ・ジョー・ハネッケさん、アリサ・ブリューワーさん、アンドリュー・ステインバーグさん、サラ・スワーツさん、キャシー・スコーンさん、J・リン・グリーズマーさん、パトリシア・デアンジェリスさん、ドロシー・パムさん、ジョージ・ライアンさん、エヴァン・ロスさん、ステフェン・スクリーバーさん、シャリニ・バール・ミルンさん、ダーシー・ダモントさん。

司会者のナンシー・エディーさんは、この式を、町での彼女の生い立ちを話すところから始めた。60年以上もこの町の住人である彼女は、選定委員会に3期務め、アマースト女性投票者同盟の会長やマサチューセッツ地方自治協会の会長を務めるなど、多くの団体で活動してきた。

「今日を、次世代の始まりとして捉えよう」とエディーさんは話した。

町議会誕生を巡って住民の意見の分裂があったことを踏まえて、このイベントの全体的なテーマは統一性とした。アマーストの住民は、3月に従来の政府の町会議の形態を13名の町議会議員によるものに交代するという新しい綱領に投票した。

マシュー・チャリティーさんは、候補者を見つけることや支援を求めることへの困難、議員の予定や育児を考慮しながら会議を開くことの難しさなどといった以前の町会議のあり方における難点を話した。アマースト人権協会の会長かつウェスターン・ニューイングランド大学の法律学の教授であるチャリティーさんは、以前町会議の一員だった。

「250人もいる部屋では、人々の声は届かなかった」とチャリティーさんは話した。開放的な協議とコミュニティーの従事を新しい町議会の主な焦点にするつもりだとも加えた。

キリスト合同教会のビッキー・ケンパー師は、アマーストの宗教的多様な住民を代表して、町の信仰にまつわる歴史について語った。植民地時代初期のコミュニティー教会の設立が町の存在への道を導いたと説明した。

ケンパーさんは、宗教や階級の分裂の最中、キリスト合同教会と町とがいかにルシオ・ペレスさんを守るために協力したかについて話した。

不法移民であったルシオ・ペレスさんは、国外追放から逃れるため、2017年10月18日、家族と共に教会に避難した。その後、多くの団体や住民から支援を受けた。

「分裂が起きている中、多くの人との協力は容易なことではなかった。だがこれにより地域の一体感が増したように思える」。

アマースト=ペラム・リージョナル・ハイスクールに通う最高学年のカリントン・ドゥさんも式に出席した。7年前にアマースト市に引っ越した時の体験談を語った。初めは新しい土地に対して不安を抱えていたというが、彼を温かく受け入れてくれたアマーストに好感を持ったという。

「困難にぶつかっても解決方法を考えるために私たちは今日ここにいる」とドゥさんは語った。「これは私自身のことだけでなく、アマーストにいる全ての人にも言えることだ」。

式はアマーストにおける華やかな文化史やエミリー・ディキンソンやロバート・フロストなどといった有名人も賞賛した。

「アマーストのつづり(Amherst)から『a』、『r』、『t』の3文字を抜く事なんて最早出来ないないでしょう」とエディーさんは洒落を利かせた。

エレナー・リンカーンさんが指導するクロッカー・ファーム小学校の合唱部はカントリーミュージシャンのキャリー・アンダーウッドによる「チャンピオン」を含む2曲の演奏を披露した。

「児童は私たちの未来です」。地域一丸となって児童を養護することの必要性を強調しながらリンカーンさんは語った。

詩人のカレン・スコルフィールドさんはアマーストの地域が19世紀に直面した吹雪を題材にした詩の原文を読んだ。スコルフィールドさんは詩を、アマーストが町議会と一体になる必要性に繋げたという。

現在選定委員会の構成に関わるダグ・スローターさんは、「我々が完璧な人間でないように、この町の行政も完璧にはなれない」と住民に呼びかけた。

スローターさんによると、今年の初めからポラックス山にある楓の木から、新しい小槌を作っている最中だという。町の新しい立法のあり方を守るためと主張するスローターさんは参加者から拍手喝采を得た。

夕方、最後の催しでは、トーリン・ムーアさんによってベン・E・キングのヒット曲、「スタンド・バイ・ミー」のアカペラが披露された。「住民が新しい議員を批判や警告をしている間ですら、彼らは議員を賞賛することを確信できる」とエディーさんは言った。

町議会の初会合は12月3日の午後8時、市役所で行われる予定。

 

記事の作成者のキャサリン・エステンの連絡先は [email protected]、 Twitterは @KathrineEsten まで
翻訳者の岡本明香音の連絡先は、[email protected] まで
編集者の山崎友梨香の連絡先は、[email protected] まで

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