「極渦(Polar Vortex)」による大寒波が、米国中西部から北東部の間の地域に住む国民を襲った。マサチューセッツ大学の学生にとって、厳しい気温への対処法を身につけることが重要である。
極渦とは、北極から南極にかけて冷たい空気をもたらす季節性大気現象で、比較的暖かい地域に流れる。
氷点下の冷え込みにより、極渦の影響を受けた地域で21名の死亡が確認された。シカゴなどの都市は閉鎖や休業に直面した。
アマースト市も極渦の影響を受けている。
「朝の授業に行くとき、膝下まである大きなダウンコートを着れば十分だと思っていたのに、実際は寒さに耐え切れなかった」。UMassで化学工学を専攻する大学1年生のオリバー・アルクゥさんは言った。
「寒さで手が落ちてしまうのではないかとも感じた」とも彼は付け加えた。
夜中にかけて急激に気温が下がるにもかかわらず、準備不足でパーティーへ出かける人が多い。社会学専攻の1年生、ジャスミン・マヌーさんはそう説明した。
マヌーさんは、「私だったらパーティーに行く時は必ず上着を持ち、寒い中外で待つことがないように車などの移動手段があることを確認する。なのに、寒さへの対策を全くしていない人を多く見かける。寒さへの対策をせずにスカートをはき、震えている女子学生も多い」と話した。
レジデントアシスタント(RA)は、寮内の掲示物を用いて寒い気温を警告し、コミュニティーの安全を呼びかけている。
コンピューター工学専攻の2年生で、ノースイーストエリアのリーチホール寮のRAとしても働くニキル・サレチャさんは、この気候への対策法をいくつか話した。
「RAとして、『不必要な外出を控えましょう』や『食堂への移動は計画的にしましょう』などの一般的な忠告のメールを送っている。窓を閉め、食料をためておくことも提案している」と話した。
学生は、室内温度を最高に保つために、窓を開けないようにと忠告された。もし暑すぎる場合は、窓を開けずに、暖房を調節したりRAに連絡したりするように勧められた。
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