今週月曜、マサチューセッツ大学(マ大)生徒自治会(SGA)会議において、代表学生らが認可学生団体(RSO)願書の棄却に講義を申し立てた。
今会議に出席したのは、全国有色人種向上促進協会マ大支部、全国学生医療協会・医大予科学生マイノリティ協会マ大支部、カッパファイガンマ会を含む5団体。多くの学生が過去に何度も願書を棄却されていると主張し、RSO成立の手続きの問題点を指摘した。
RSOは、学生の運営する学内の組織の総称であり、SGAはRSO全体で年間2百万ドル(2億2175万円相当)の予算の振り分け管理を行なっている。
生物学と心理学を先行する4年生で、ユーマスSNMA-MAPSの部長であるエリザベット・オサアゴボタエンさんは「手続きの過剰な厳しさは非現実的であり不当だ。」と語る。オサアゴボタエンによると、RSOになるために願書した団体の中で48件中43件が棄却されたという。SGAの秘書官、ジェーク・ビナルさんによれば、去年度は願書の55件中49件が棄却された。
カッパファイガッマ会のジヤ・ナイルさんは、今会議で棄却されたRSOの中には非の打ち所のないものが多数あったと語った。
5団体の生徒らは、棄却理由は規約文書の文言の言葉選びなどの小さいこじつけによるものだったと主張する。憲法と願書が捩じ込んだ理由につて、ファイムアルファシグフォニアの部長であるジアンイ・ダビリさんは、「SGA好みの文言に一言一句違わず書き上げることが出来なかっただけだ」と悔しさを滲ませた。
ナイルさんは更に、既存のRSOは現在の審査で求められる水準と異なる基準値で認可されているようだとも語った。
「願書の指摘された問題点を既存のRSOと照らし合わせてみると、基準を満たさないものも数多くあった。なぜ現存するRSOよりはるかに高い水準を満たさなければいけないのか。向こうのやり方は非常にややこしく、生徒の声や権利が尊重されていないと感じる。非常に残念だ」とナイルさんは続けた。
学生団体がRSOに登録する過程で、SGAの支援不足も問題となった。NAACPの代表を務めるアイビス・バティスタさんは、2017年秋学期から2018年の春学期にかけて7回開催されたRSOの登録説明会が、今年度・昨年度と続けて開かれていないことを指摘した。
「SGAのメンバーと直接関わる機会が無ければ、彼らが何を求めているのか分からない」とバティスタさんは言う。
女性のリーダーシップ促進を目指す学生団体She Is Goals所属のダニエラ・ディアスさんによると、登録の締め切りが以前の30日から2週間に短縮され、中間試験の間に行われたという。
ディアスさんは、「試験で忙しい学生にとって、今回の登録期間は完全に無意味なものだ」と口を尖らせた。
SGAのメンバーはRSOの登録手段に欠陥があったことを認める一方で、登録責任者のジェーク・バイナルさんを擁護した。
「ジェークさんはRSOの決定を一手に任されてしまっていた為、このような結果が生じた」と管理委員長のアルシア・ターレイさんは述べた。
「私たちは登録方法を向上する必要があるが、特定の一人に責任を押しつけるべきではない。バイナルさんは既に多くの責任があり、これ以上責任を増やすと彼の負担になる。来年度の登録方法を確立するために、支援を求めることが優先事項だ。
「再発防止のため、私たちは資金をまわすことにも専念している」と代弁者のリヤン・マーハーンさんは学生に応答した。マーハーンさんが提案した一つの解決策は、授業で忙しい学部生のメンバーを募るよりも、専任で人員を雇うという案。
「今後の登録方法は、私たちが学生のための未来を開いていくためにも、非常に重要な転換期となる」とSGA議長のティミー・サリバンさんは述べた。
記事の作成者レティシア・メディロスの連絡先は、[email protected]まで。
翻訳者のジミー・ジョキームの連絡先は、[email protected] まで。
翻訳者の山崎友梨香の連絡先は、[email protected] まで。
編集者の榊原あけるの連絡先は、[email protected] まで。